ラジコン(RCカー)を始めたばかりの方にとって、
ESCやモーターのハンダ付けは「難しそう」と感じるかもしれません。
しかし、基本を押さえれば、しっかり確実に仕上げることができます。
この記事では、初心者の方に向けてハンダ付けに必要な道具や手順、注意点などをわかりやすく解説します。
なぜハンダつけが必要なのか?
ラジコンのESCや、モーターにはABCコードとバッテリーコードが購入時でハンダつけされていない製品が一部販売しています。
ミドルクラス以上の商品ではほとんどの製品にコードが配線されていない状態なので、ハンダ作業を自分で行う必要があります。
基本的な見分け方ですが、ESCであれば2万円台、モーターでは1.5万円台の製品からこういった配線されていない製品となります。
なぜ配線されていない状態で販売しているのか?

すぐ使えるように、配線して販売した方が便利だし良いんじゃないの?
たしかに、初心者でも使用できますしすぐ使用できるので配線済みで販売した方が良さそうですよね。
中級者以上のユーザーになってくると、それぞれのマシンによって配線状況が異なるので、配線済みで販売していても再度配線しなおす手間が発生してしまうのです。
それなら、配線やプラグの部材台を製品価格に加えていない状態で販売した方がメーカー・ユーザーどちらにとってもメリットがあるので配線していない状態で販売されています。
例えば、最近のラジドリだとESCをリヤにのせるか、シャーシの中央に載せるかに2分されています。
リヤに載せる場合は配線の長さが必要ですが、中央に載せる場合は配線は短くて済みます。
こういった配線状況の違いのために、コードが付属していない状態で販売されているのです。
ハンダつけの商品選定での注意点
ハンダの商品選定で気を付けるべき点を挙げていきます。
注意点①:ハンダゴテは40〜60Wのコテを選ぶ
ハンダゴテの選定の注意点は40~60Wのコテを選ぶことです。
ハンダゴテは20W~100Wの出力のハンダゴテが販売されています。
20Wのような安物だとハンダが溶けず、ハンダがESCと触れ合っている時間を長くする必要があるため、ESCに熱が入りすぎて壊れてしまうことがあります。
ハンダがうまくできないと言っている人のほとんどが百均などの安物の低出力のハンダを使っている場合がほとんどです。
一方で、出力が高すぎると今度はハンダ線がドロドロにとけてしまい扱いが難しくなります。
60W以上のハンダはどちらかというと半導体や基盤などの精密機械に使うための用途になりますので、選ばないようにしましょう。
扱いやすいのは40W~60Wのハンダゴテです
注意点②:ヤニ入りのハンダ線を選ぶ
ハンダ線の注意点としては、ヤニ入りの線を購入することをおすすめします。
ヤニ入りのハンダ線は、融着しやすく扱いやすいのが特徴です。
初心者の失敗の殆どがヤニなしのハンダ線を使っているのにフラックスなどの導通補助材などを使わないことが原因です。
ヤニ入りのハンダ線のデメリットはハンダした後が焦げたあとのようになったり、黄色いヤニがハンダの表面に浮き出てきてしまうことです。
しかし、使用上問題ないですし拭きあげれば綺麗にとれますので安心して使用してください。
ハンダ付けに必要な道具
まずは、ハンダ付けに必要な基本の道具を揃えましょう。
高価な道具を揃える必要はありません。
コテは40W〜60Wの商品を選びましょう。
ヤニ入りのハンダ線と、フラックスは必ず必要です。
おすすめはセット販売しているハンダセット

Manelord はんだごてセット 温度調節可(200~450℃)ハンダゴテ
おすすめは上記のような一式揃ったセット販売品を購入することです。
こちらは全部揃って2500円程度なのでお手頃価格でコスパも良いです。
出力も40Wなのでラジコンのハンダつけに必要な性能を有しています。

先生もこのハンダゴテを使っているから安心してね!
フラックス(ペースト)

こちらはフラックスというハンダのノリをよくし、導通を安定させる糊のようなものです。
人のものをハンダしたりしない限り、50gあればずっと使えます。
フラックスは、塗るのが面倒ですがフラックスありの状態でハンダするのと、フラックスなしの状態でハンダするのでは雲泥の差があります。
安いので、必ず購入することをおすすめします。
ハンダ線

太洋電機産業(goot) 電子工作用 鉛入りはんだ φ1.0mm 約3.0m スズ60%/鉛40% ヤニ入り SD-83 日本製
さきほどのハンダゴテセットにもハンダ線は同封されていますが、ハンダ線はかなりのペースで消費します。
予備の意味も込めて、ヤニ入りのハンダ線を購入しておきましょう。
第三の手
通称:第三の手とも呼ばれるハンダするモノを固定する道具は付属していません。
百均などで、クランプや大きな洗濯バサミなどを購入して、
対象物が転がったり、動いたりしないように工夫しましょう。
ハンダつけするために必要なラジコンの部材
ここからはハンダつけするために必要なラジコンの部材を紹介します。
L型プラグコネクタ

バッテリー 端子 4mm ヨーロピアン L型 プラグ コネクター
こちらはバッテリー用の配線に接続するためのL型プラグです。
プラスとマイナスを逆接続しないように赤と黒で色分けされており視認性が良いです。
こちらのバッテリー端子に関しては、赤と黒だけでなくさまざまな色が発売されています。
ラジコン上級者になるとこういったプラグの色味や材質にもこだわってオリジナリティを高めていますので、自分の好きな色を探すのも楽しいですよ。
ヨコモ ブラシレスモーター用コネクタセット

ヨコモ バナナ オス/メスコネクター セット ブラシレスモーター用
こちらはドリフトラジコンメーカーのヨコモから発売されているブラシレスモーター用のコネクタです。
ABCコードに配線するオスの端子と、ブラシレスモーターにハンダつけする六角メスコネクタです。
六角メスコネクタがブラシレスモーターの接続に主流の接続方法となっていて、
穴のどちら側からでもコードを接続することができるので、自由度が高いのが特徴です。
配線用シリコンケーブル

こちらはラジコンを配線する際に必要なコードです。
ハンダつけが必要なESCを購入した場合、製品に含まれていることがありますので事前に確認しましょう。
一方で、長さを間違えたり、配線に失敗してしまったり、再度配線する際に予備となる長さ分は含まれていませんので、配線用コードは事前に準備しておくことをおすすめします。
ラジコンに使うのは12AWG〜14AWGのケーブルです。
ハンダ付け前の準備
① コードの皮むき
ESCやモーターから出ているコードの被覆(シリコンケーブル)を、ハサミやワイヤーストリッパーで約3〜5mmほど剥きます。中の導線が切れないように注意してください。
② コネクタや端子の仮固定
「第三の手」やミニバイスでコネクタやパーツをしっかり固定しておくことで、安定した作業ができます。
③ ハンダゴテの加熱
ハンダゴテは十分に温めてから使いましょう(200〜350℃が目安)。
温まっていないとハンダがうまく溶けません。
ハンダ付けの手順
ステップ1:予備ハンダ(下ごしらえ)
・導線と接続するコネクタ両方に「予備ハンダ」をしておきます。
・ハンダゴテを軽く当てて、導線の芯線にハンダを染み込ませてください。
・コネクタにもフラックスを塗り、表面にハンダを少し盛っておきます。
ステップ2:ハンダで接続
・導線とコネクタを密着させた状態で、ハンダゴテを同時に当てます。
・ハンダが自然に流れて導線とコネクタの間に入り込めばOK。
・ハンダゴテを当てすぎるとコネクタが変形することがあるので、3〜5秒以内が目安です。
ステップ3:冷却と確認
・ハンダが自然に冷えて固まるのを待ちます(送風で冷ますのはNG)。
・見た目がつややかで、ドーム状になっていれば良好なハンダです。
・必要に応じてヒートシュリンクをかぶせて、ライターなどで炙って絶縁します。
ステップ4:コテの清掃
・ハンダゴテは1回ハンダするたびに付属のスポンジで呼びハンダをして、先端を清掃しましょう。こうすることで付着しやすくなり、作業効率があがります。
ハンダつけのよくある失敗例:ハンダが玉になるだけでくっつかない
ここからはハンダつけのよくある失敗例:ハンダが玉になるだけでくっつかない現象についての原因についてです。
温度が足りない
ほとんどの場合、玉になってくっつかないのは温度不足が原因だと思います。
40W〜60Wのコテを使用しているか確認してください。
ハンダは高熱で素早く処理する必要があります。温度域を少し変えて作業してみましょう。
フラックス不足
フラックスが不足している場合もハンダがつきにくいことがあります。
フラックスの塗布量を調整してみてください。
ラジコンハンダつけ参考動画
こちらの動画がハンダつけについて非常にわかりやすいので参考にしてみてください
まとめ:怖がらずに練習あるのみ!
最初は緊張するハンダ付けですが、やればやるほど上達します。
最初は安いワイヤーや使わないパーツで練習し、少しずつ感覚をつかんでいきましょう。
安全のため換気もお忘れなく。

先生もハンダの経験が無かったんだけど、今では自分でハンダつけしているよ。
最初の頃は、何回も付け直したり、サーキットでハンダ部分がとれちゃったり大変な目にあったけど、回数を重ねるごとにうまくできるようになったからみんなも挑戦してみよう
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