ラジコンドリフトがつまらないと感じたり、ラジコンをやめてしまう原因はいくつか考えられます。
今回は特に初心者が挫折しやすいポイントや原因を中心に紹介し、どういった対策がとれるかを紹介します。
ラジドリがつまらないと感じてしまう原因
ラジドリがつまらないと感じてしまう原因には、以下の2つがあるのではないかと感じています。
思ったように操作できない
ラジドリがつまらないと思ってしまう原因の一番大きな原因が思ったように操作できないという点です。
この問題のが根深いのは、「何が原因で操作が上手くできないのかが自分では判断できない」という初心者特有の状態に根差しているからだと考えています。
ラジコンドリフトはオンロードよりも操作が特殊で、初心者は思ったようにドリフトできずにつまらないと感じてしまう原因になっています。
適切なセッティングがわからない
こちらも、思ったように操作できないの項と同じで「何が原因でスピンしてしまっていたり、走行ができないかが自分では判断できない」のが問題となっています。
2駆ドリの場合、説明書の通りに左右対称に作らなければまず走りません。
そして、その次にトー角や、キャンバー角、トレッドの幅などを調整してあれこれして・・・と続いていきます。
そもそも走らないのにそういった情報過多になってしまうとつまらないと感じてしまう原因になってしまうのではないでしょうか。
つまらないと思ってしまう原因の対策
ここからは、原因に対する対策を考えていきます。
まずは、セッティングを疑ってもらうことから始めてください。
そして、セッティングができているのにも関わらず走行しないならば、操作方法を見直してみてください。
今回は、初心者が陥りがちなミスをまとめています。
操作方法を見直す
・初動のアクセルはゆっくりと入れる
ドリラジの場合、スロットルを握り込むことでキッカケを与えドリフト体勢に入ります。
そのため、初動のアクセルをにぎりこんでしまうとドリフト体勢に移行するので後輪が滑ってスピンしてしまいます。
・コーナーでスロットルを抜く
コーナーに入る前に一旦スロットルを抜いて、その後
スロットルを抜くことで後輪を押し出し、再度スロットルを入れることでドリフト体勢に移行します。
・ハンドル操作はほんの少しだけ
初心者にありがちなのが、ドリフト体勢に入っているのにハンドル操作でコーナーを曲がろうとすることです。
そのコーナリングの補助はジャイロが補助してくれているので、コーナーを曲がろうとする際のハンドル操作はほとんど必要ありません。
曲がりきれなかったとき、曲がりがきつすぎたときだけハンドル操作でコーナリングは補助しますが、ほとんどコーナーの進入の時点でハンドル操作は終了しているイメージです。
セッティングを見直す。
次に実施していただきたいのはセッティングの見直しです。
・ネジの取り付け間違い
・フロントアームの長さが左右対象か
・パーツの取り付けが上下逆になっていないか
・モーターを13.5Tに変える
初心者にももっともおすすめできるモーターのターン数は13.5Tです。
逆に、レディセットについているモーターは27Tなので速度感がなく逆に操作が難しくなってしまいます。
・液晶付きプロポに替える
液晶付きプロポの場合、サーボやジャイロに対して個別にセッティングを入れることができます。
たとえば、ジャイロの感度の設定やサーボの速度、プロポの反応速度などです。
レディセットに付属しているプロポやファインスペックでは、こういったセッティングをすることができません。
可能であれば、液晶付きのプロポに変えてセッティングから性能を引き出してみましょう。
・ジャイロの設定を見直す
RD2.0ジャイロの設定のあるある
特にRD2.0の組み立てキットに付属しているジャイロは、初期設定がNORに設定されておりジャイロのゲイン値も50に設定されています。
この状態だと走行することは不可能です。
ジャイロはコーナーを走る際にカウンター方向にステアリングを補助してくれます。
初期設定の状態だと、コーナーリングの際に進行方向にステアリングを補助するので、この状態だと走行することができません。
また、ジャイロ側のゲイン値が50だといくらプロポの設定でジャイロの性能を引き出そうとしても、元の状態が50に設定されているのでキレ角の補助が足りません。
ジャイロの設定をREVにし、ジャイロのゲイン値を最大に設定してください。