今回は、ラジコンドリフト用のおすすめサーボを紹介します。
ずばりドリラジ用のおすすめサーボはReveDのRS-STです。
この記事では、その他のメーカーのドリラジ用のおすすめサーボと、
サーボ選びのポイントを解説しています。
ドリフト用ラジコンのサーボ選びのポイント
ここからは、ドリラジ用のサーボ選びのポイントを解説していきます。
ドリラジをするなら絶対にサーボとジャイロは良いものを買いましょう!
なぜなら、ドリフト用ラジコンにはハンチング抑制機能が搭載されており車体の細かな振動をマシンに伝えないようにする機構が備わっています。
また、コーナーでドリフトする際に車体を保持するためにトルクとパワーが他のサーボよりも高めに設定されているからです。
1.スピード(動作速度)
- ドリフト走行では、素早いカウンター操作が求められるため、スピードの速いサーボが必要です。
- 目安として0.1秒/60°以下のサーボが推奨されます。
- 0.08秒/60°以下のものを使うと、よりスムーズなカウンターが可能です。
2.トルク(保持力)
- 2WDドリフトではそこまでトルクは必要ありませんが、10kgf・cm以上のものがあると安心です。
- RWD(後輪駆動)では、サーボの保持力が重要ですので、12kgf・cm以上を推奨します。
- 現在主流のドリラジは2WDですので、10kgf・cm以上のものを選びましょう
3.ステアリング精度
- 確実な復帰性能が高く、細かなソード角調整ができるサーボが理想的。
- デジタルサーボはアナログよりも精度が高く、ドリフト向き。
4.動作電圧(HV対応か)
- HV(ハイボルテージ)対応のサーボは、LiPoバッテリー(7.4V)などの高電圧で駆動でき、より速く・強く動作します。
- HV対応のサーボを選ぶと、よりダイレクトな操作感になります。
5.ギアの材質
- メタルギア(チタン・アルミ・スチール)は耐久性が高く、長持ちします。
- プラスチックギアは軽いですが、衝撃で壊れやすいので、ドリフトには不向きです。
6.ケースの材質
- アルミケースのものは放熱性が高く、サーボの発熱を抑えられます。
- プラスチックケースは軽いが、高負荷時に熱を持ちやすい。
7.プログラム可能なサーボ
- 一部のサーボは、専用のプログラムカードやアプリでスピード・トルク・ニュートラル幅などを調整可能です。
- 自分の好みに合わせたチューニングができる。
安いサーボとの違いはなに?-性能が全然違う

サーボに1万円も使わないといけないの!?
安いサーボも売ってるじゃん!

サーボの価格帯の違いは、明確な性能の差なんだ
ここからしっかり説明していくよ!
たしかに、中華製などの3000~5000円台で安価なサーボもあります。
特にそれらはオンロードラジコンの初心者によく使われていますし、安価にコストを抑えて始めたい気持ちもわかります。
しかし、ドリフトするにあたってサーボは心臓部分にあたりますのでサーボの性能の差は明確な走行性能の差に直結します。
性能の違い1:ハンチング抑制機能
まず一般のサーボとドリフト用サーボの違いですが、ハンチング抑制機能が搭載されています。
ハンチングとは、ジャイロが拾った細かな路面の振動がサーボの動きに反映されてしまうことを指します。
サーキットの路面は、肉眼では平面にみえていても若干の勾配や凹凸が生じています。
その路面の凹凸をジャイロが拾い、サーボに反映してしまうことで車体全体がガクガクと震えてしまいます。
ドリフト用サーボの場合、ハンチングに対する抑制機能が最初から搭載されていますのでハンチングが起きづらいです。
サーキットを走行していてハンチングがでている初心者をたまに見かけますが、サーボなどのメカ類に問題があることが一発でわかります。
性能の違い2:サーボの細やかさの違い
第2にサーボの細やかさの違いがあります。
わかりやすくいうとハンドル操作をより鮮明に車体に表現しやすくなるということです。
例えば、安価なサーボが10段階しかサーボの角度を表せないとしたら、ドリフト用サーボでは20段階ぐらい細かくサーボの角度を表せるようになるといった具合です。
これは、プロポも同様でエントリープロポからミドルエンドプロポに買い換えるとスロットルとハンドルの操作の細やかさに驚くかと思います。
そういった小さな違いではありますが、1周する間にその小さな違いが積み重なって明確な性能の差は開いていきます。
性能の違い3:保持力の違い
最後に保持力の違いです。
保持力とは、サーボのもつトルクのことです。
安価なサーボと違いドリフト用サーボは明確な保持力をもちます。
では、なぜ保持力が必要なのでしょう。
それはドリフトの場合コーナリングの旋回中、車体が流される力をサーボだけで支える必要があるからです。
特に細かいカーブなどを曲がる際はサーボの保持力によって、車体の角度は保持されます。
これが安価なサーボを使うと車体の流れる力をサーボが保つことができず、オーバーステア状態でドリフトしていくことになってしまいます。
深くキレのあるラインを走行したいならドリフト用サーボは必須です。
各メーカーのおすすめサーボ紹介
ここからは、各メーカーのおすすめドリフト用サーボを紹介していきます。
もちろん、さきほどのサーボ選びのポイントを満たしているドリフト専用サーボです。
基本的には、ドリフトを始めるなら下記に記載したサーボのどれかから選んで始めていただくのが鉄板です。
また、サーボ選びで注意したいのは、ジャイロとサーボは同一メーカーで揃えましょう。
これらの理由については下記の記事で紹介しています。

各メーカーによって、性能の差は殆どありませんがサーボの動きの速さや、動く際の滑らかさに若干の違いがあります。
こればっかりは、個人のフィーリングや好みの部分が大きいので実際に使用している人のものを触らせてもらうしか方法がありません。
当サイトでは、サーボはReveDのRS-STを推奨しています。
動きもなめらかで、ドリフト用サーボのスタンダードモデルとして広く使われているので初心者にもおすすめできます。
サンワ:PGS-CL2 ドリフトセッティング

最初に紹介するのは、サンワのPGS-CL2です。
オンロード・オフロード用の通常版とドリフトセッティングの2種類が販売しているので、ドリフトセッティングを買いましょう。
サンワのプロポを使用しているなら、ジャイロとサーボもサンワ製を使うのがおすすめです。
サンワにはSSLというサンワ独自のセッティングができるのが最大の特徴です。
そのSSLを使うためには、サーボとジャイロをサンワ製で統一する必要があります。
ヨコモ:SP03D-V2

ラジコンメーカーのヨコモがドリフト専用サーボとして販売しているのが、
SP03D-V2です。
こちらは、ヨコモのハイエンドサーボですが、SP02Dに比べて性能が高くなっているのが特徴です。
SP02D V2を買うぐらいなら最初からSP03D V2を購入しておくことを強くおすすめします。
ReveD:RS-ST

こちらはドリラジのスタンダードサーボの決定版ともいえるRS-STです。
価格は、9500円前後です。
定価が改定される前までは、高コスパモデルとして人気を博していたモデルで、所有者も多いスタンダードモデルです。
現在は定価が改定されて他のサーボと同等の価格帯になりましたが、
初心者には扱いやすくおすすめのモデルです。
ReveD:RS-ST Pro

最後に紹介するのは、現行販売中のドリフト用サーボの最新モデルであるRS-ST PROです。
前述したRS-STのアップグレード版で、より細やかに、キレ・保持力がアップした製品となっています。
値段は21,000円と、サーボの中ではトップクラスの価格帯です。
大会などの参加を視野にいれているユーザーはRS-ST PROを最初から購入することをおすすめします。
まとめ:サーボはドリラジの心臓部!初心者でもドリフト用サーボを買おう!
今回はサーボについて紹介してきました。
サーボはドリラジの心臓部ですので、ジャイロとサーボはしっかりとお金をかけましょう!
また、当サイトではドリラジのスタンダードモデルであるRS-STを初心者にはおすすめしていますのでぜひ参考にしてください。
